「はい~」のギャグでおなじみの芸人のやす子さん。
そんなやす子さんが、かつて自衛隊員だったことは皆さんご存じですよね。
自衛隊も奥が深いだろうなと思っていますが、実際はどうなんでしょうか。
今回は、やす子の自衛隊時代の階級は陸士長!仕事内容はドーザー手で辞めた理由は天の声が聞こえたから!?と題して、やす子さんの自衛隊時代に焦点を当ててみたいと思います。
やす子の自衛隊時代の階級は陸士長
やす子さんの自衛隊時代の最終階級は陸士長です。
おはようございます☀☀☀☀
— やす子 (@yasuko_sma) May 29, 2024
今日もピカピカ笑顔で😆😆😆😆😆😆
お仕事の方は共に頑張りましょう✨✨✨
お休みの方は沢山楽しめますように‼️
皆様素適な1日になりますように〜😆😆 pic.twitter.com/QH1ZnDzYzq
陸士長についてはこの後詳しく説明しますが、「長」が付いているということは何となく上の方のイメージがありますよね。
女性自衛官が少ない中、陸士長として活動していたやす子さんすごいです!
それでは、「陸士長」について詳しくみていきましょう。
陸士長とは?
陸士長は陸上自衛隊の階級の一つで、二等陸士と一等陸士の次の階級になります。
図にすると以下のような感じですね。
陸曹長の上にもまだまだ階級はありますが、全ては紹介しきれないので一部のみの紹介です。
軍の階級 | 陸上自衛隊の階級 |
上級曹長 | 陸曹長 |
曹長 | 一等陸曹 |
軍曹 | 二等陸曹 |
伍長 | 三等陸曹 |
上等兵 | 陸士長 |
一等兵 | 一等陸士 |
二等兵 | 二等陸士 |
この図から見ると下から3つ目の階級となるようです。
陸士のトップが陸士長ということになります。
陸士長になるためには1年9か月かかる
基本的に陸士長までは一斉昇任になるため、試験を受けなくても自動的に陸士長になれます。
入隊してからおよそ1年9カ月で昇任できるそうです。
ちなみに陸士長から3等陸曹になるためには試験があります。
一次での筆記試験、二次で体力検定や面接、分隊教練という試験があるそうです。
やす子の自衛隊時代の仕事内容はドーザー手
やす子さんは「ドーザー手」として活躍されていました。
ドーザー手とは、ブルドーザーなどの土木作業用の重機を操作する技術職。
土木工事・建設工事、災害復旧などの場面で重機作業を行い、自衛隊施設の建設・維持に加え緊急時の復旧活動を行う。
女性でこのドーザー手を担っている方は少なく、とても珍しかったそうです。
やす子さん自身も過去のインタビューで当時の状況を語っていました。
「ドーザ手も小隊20人のなかに3人しかいなくて、女性は私だけでした。自分のどこに適性があったかはわからないんですけど、あとからIQテストと適性検査の結果の両方が、7段階評価の7だったって聞きました。でも、最初はめちゃめちゃポンコツだったので、『両方7のくせに!』って怒られてばかり。何もうまくいかなかったですね」
Cocotame
適性検査等の結果が良かったから選ばれたとのことなので、最初から才能があったんですよね。
なかなか出来ない仕事なのでスゴイです!
やす子の配属は大久保駐屯地の施設科
やす子さんは入隊後に滋賀県の大津駐屯地、京都府の大久保駐屯地で約3ヵ月間の教育期間を過ごしました。
その後、京都府の大久保駐屯地の施設科に配属されドーザー手として勤務。
「施設科は、道路を作る部隊です。災害派遣では、土砂やゴミがあるところをきれいにしたりするんですけど、任務では戦車が通る道を作ったりするので、敵に最初に狙われちゃう部隊ですね(笑)。周りは男性ばかりで、同僚の女性は2年上の先輩ひとりだけ。」
Cocotame
また、訓練ばかりの毎日でその生活もハードだったそうです。
一番つらかったのは、半日かけて40㎞もの道のりを歩く行軍というもの。
「女性だからハンデがもらえるわけでもなく、20kgくらいの荷物を背負って歩くんです。周りは男性ばかりだけど、負けてらんない! という感じでした。現在も自衛官経験者がなれる即応予備自衛官という立場なので、月に一度はまったく同じ訓練をしに、茨城県の霞ヶ浦駐屯地に通ってます。ちゃんと手当をもらえるので、アルバイトみたいな感覚ですかね」
Cocotame
やす子さんのように厳しい訓練を耐え、私たちを守ってくれている人がいると思うと感謝しなければならないなと感じますよね。
自衛隊に再入隊のようなニュース
— やす子 (@yasuko_sma) August 30, 2023
ありますが、今年の3月までやっていた予備自衛官にまた戻ろうかな〜という感じです✨✨
だから全然、お笑い芸人として頑張りながら年に数日、訓練に参加するよ〜って感じです😄😄😄
本業は芸人として皆さんを笑顔にできるよう頑張りまーす😄😄😄😄😄😄⭐⭐⭐ pic.twitter.com/xt8aQKoRDb
そんな環境で働いてきたやす子さんはやっぱりすごい人です。
やす子が自衛隊を辞めたのは「天の声」が聞こえたから
やす子さんが自衛隊を辞めた理由は「天の声」が降りてきたからだったそうです(笑)
当時の状況をやす子さんは以下のように話しています。
「入隊して1年半くらい経ったころですね、ある日上官が自分の前を歩いていて。そのとき急に“自衛隊、辞めよう!”という天の声みたいなのが降りてきたんです。自衛官は任期制で、つづけるかどうか2年ごとに決められる。4年勤続すると退職金が出るので、22歳までは絶対辞めないつもりでいたし、その直前まで辞める気はまったくなかったんですけど、そのまま上官に追いついて『辞めます!』って言ってしまって。辞めてどうするかも、住むところとかも何も考えてなかったんですけど、その日のうちに任期が来たら辞めることに決まりました」
Cocotame
「天の声」って実際にあるものなんですね。
その場の勢いがあるっていうのはやす子さんらしいです。
同僚や上官に引き留められた
自衛隊を辞めることになったやす子さんに対し、同僚や上官は「辞めるなんてもったいない!」と引き留めたそうです。
そこまでみんなが引き留めるには理由があったようで、それについてやす子さんが語りました。
「自分は、生活面がかなりポンコツだったので、皆さんが、『自衛隊を出てやっていけるのか?』って思ったみたいで。次に働くところや住むところをちゃんと決めて、文書にして提出しろって言われました。そうじゃないと心配で辞めさせられないって感じで。でも私が辞めてしばらくしたら、自分がいた部隊がなくなってしまったんですよ。一緒にやってた人たちも北海道とか違う土地に配属されてしまい……。『お前は運が良いな』と言われました(笑)」
Cocotame
みんなが生活を心配するほどのポンコツってどんな感じなんでしょうか。
ただ、そうやって心配してくれるひとがいるってことは愛されている証拠ですよね。
結果的に部隊がなくなってしまったようで、いいタイミングだったのではないかなと感じます。
- やす子の自衛隊時代の最終階級は「陸士長」
- 陸士のトップが陸士長で入隊から1年9か月経つと自動的に陸士長になれる
- やす子の自衛隊時代の仕事はドーザー手
- ブルドーザーなどの土木作業用の重機を操作する技術職。
- 京都府の大久保駐屯地の施設科に配属される
- やす子が自衛隊を辞めたのは「天の声」が聞こえたから
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